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あてのないパンツ

タンスの整理をしていて、ふと気づいたことが・・・。

パンツが多い。無駄に多い。

そういえば、
手術後の開放創にお尻から植皮をする予定だったので、
人さまに見せてもよいおパンツを買ったことを今更ながら思い出ました。
このパンツを買うにも、いろいろ考えたなぁ。。と。

植皮のために皮膚を採取するところは、お尻の皺のところ。
通常のパンツでは、ゴムがあったって痛いに違いないです。

まずは、お尻の皺に負担をかけないために、どんなパンツを買うべきか検討をしました。

第一候補はTバック。が、すぐにTバックを買うことはあきらめました。
Tバックなんか穿いていたら、医者・看護師が引くであろうことは分かりきっている。
しかも、何がすきで今まで穿いたこともないTバックをはいて、両尻を見せなければならんのだ。見せるお尻はかたっぽでいい。
綺麗なお尻ならまだしも、ニキビなんかあったら眼も当てられない。。。
ということで、形はできるだけスタンダードなパンツを買うことにしました。

さて、次は色と形状です。

それを検討するために、パンツをはいてどうやって医者に診てもらうのか?ということをシミュレーションしました。

回診の度に、どうやってお尻を見せるのか?、
パンツの裾を捲って患部を見せるのか?それてとも腰のほうからパンツをずりおろすのか?
恥ずかしがったら余計恥ずかしいから、捲るときは、一気にめくるか?などなど。
しかも、複数の医者が同時に見るわけです。
変にレースがついていたりして、へー、こういうの趣味なんだと思われるのもすごい癪。
自分でまくろうが、医者にまくられようが、どちらにしろエロいな。。などなど。若干妄想ワールドへ。。
(向こうは仕事なので、そんなことを思っちゃいないのは十分しっていますが。)


なので、できるだけエロさを排除した機能的なパンツを買うことにしました。
それで選択したのが、黒い股上浅めのボクサーパンツぽいやつ。
さらに、毎日同じパンツを穿いていたと思われるのも嫌なので、
できるだけ素材感の違うパンツを7枚ほど購入。

さらにさらに、パンツの裾をめくったときに後が残っているのも嫌なので、
すべて1日試着してゴムを伸ばすという気合の入れようで、入院に備えたのです。
ある意味勝負パンツより気合が入った入院パンツなのです!

が、幸いなことに、開放創は縫い縮めることができ、お尻は綺麗なまま。
そして、パンツはお披露目する機会もなく我がタンスに鎮座ましましています。

非常に残念なのですが、このパンツはあまりにも機能的なので勝負パンツにも利用できず、
現在、普段使いのパンツとあいなっています。

普段の私ならば、勝負パンツ≒新しめのパンツなので、
何かあったらあったら、あまり考えずに新しめのパンツを引っさげて挑むのですが、
今度勝負する機会があったらば、どれを勝負パンツとするか敢えて選択しなきゃいかんのです。

なんかこの年になって初めて、
相手のことを考えながらパンツを選ぶという行為がちょいと恥ずかしくもあり嬉しくも思えるのでした。

なので、このあてのないパンツにも感謝をば!

by DFSP | 2007-11-23 16:18  

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